都会に住んでいると、離島でののんびりとした生活に憧れるものです。
しかし、島に別荘を持っている場合であれば、リゾート地に遊びに行く感覚で済まされますが、実際に住むとなると話は大きく変わります。

例えば、年金生活者などのリタイア組でなければ、仕事を確保する必要があります。
そこで注目したいのが、Web関連の仕事です。
インターネットが普及した事で、オンラインで全ての仕事が完結出来る業務なら、場所による制限を感じることはないでしょう。
仕事の受注から納品に至るまで、インターネット回線により、スムーズに出来るので不都合はありません。
プログラマーや作家など、場所に囚われない働き方が出来る人は、離島での暮らしにも金銭面での不都合は生じないでしょう。
また、医療従事者などは、病院のある島なら比較的求人が見つけやすいかもしれません。

しかし、都会と全く同じ生活を望んでいる人には向いていないことは確かです。
とりわけ生鮮食料品については、常に確保出来るとは限らない点に要注意しましょう。
島の規模や場所にも寄りますが、夏場の台風によるシケが長期間に渡り発生した場合には、島外からの物資が届かないことがあるので、各家庭での備蓄が重要となります。
大都市で暮らしていると、欲しいと思った物がすぐに入手出来ない状況に慣れていないので、本当に必要な物は何かを改めて認識することになります。

また、、離島では時間に追われずに過ごす機会が増えるので、テレビを観る機会が少なくなり、都会にいる頃よりはトレンドに疎くなる人もいます。
そのため、ファッションや美容などに興味のある人にとっては、多少物足りなさを感じてしまうこともあるようです。